山陽新聞 2024年1月11日(木曜日)
支援物資を石川へ発送
寝袋やアルファ米
総社 笠岡
総社、笠岡市は10日、能登半島地震で被災した石川県へ支援物資を発送した。
総社市は、登山家の野口健さんと連携して寄贈を呼びかけている寝袋。市の第1便となる762個を野口さん側の分と合わせて七尾、輪島市の避難所で活用してもらう。
片岡聡一市長は『避難者に暖かさを届けたい』と話した。今後も続ける。
9日には七尾、かほく市へのふるさと納税に関し、両市に代わって手続きを行い『代理寄付』の受付も始めた。
笠岡市は同県志賀町に向け、アルファ米4250食、ブルーシート100枚、アルコール消毒液104.6リットルの備蓄品と、民間企業から提供されたおむつ1344枚を送った。輸送は三原運送(同市有田)が協力した。
共通の自治体組織に加盟する縁があり、支援を申し出た。トラック出発に際し、小林嘉文市長は職員約50人を前に『西日本豪雨では全国の皆さんに助けてもらった。全力で支援しよう』と述べた。
市民から寄せられた214万円余りの義援金も同町に送金予定。
(寺尾彰啓、太田孝一)