山陽新聞 2020/10/02 「石の島」笠岡諸島PR 運送会社導入 ラッピングトラック出発

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「石の島」として日本遺産に認定されている笠岡諸島をPRするラッピングトラックを、笠岡市の運送会社が導入し9月26日、運行を始めた。

 来年、創業60周年を迎える三原運送(同市有田)の記念事業。新車(13トン)のコンテナ部分の両側面に上空から撮影した笠岡諸島、後部には北木島の石切り場や六島のスイセンと灯台など各島の名所をとらえた写真をあしらった。

 この日、市役所で出発式があり、同社や市の関係者約30人が出席。熊谷久郎社長は「市民にとって明るい話題をつくりたかった」とあいさつ。小林嘉文市長は「見た人が笠岡に行ってみたいと思ってくれればうれしい」と話した。

 同トラックは食品や食品容器を積んで名古屋、福岡などと井笠地域間を行き来し、月間約1万キロ走る予定。同社は今回、市をPRする別のデザインのトラック1台も導入している。市商工観光課によると、市を宣伝するラッピングトラックが作られたのは初めて。(富田陽平)

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